~くるま屋の未来~
久々の投稿です。(「一年に一度だけ書く」わけではございません。。。私がサボっていただけです。。。)
私の独り言なので無理して読まなくてもいいですよ~(^^)v
去る2月25日は弊社が現在の場所に移転してきてちょうど20年という節目の日でした。私は会社の移転に合わせてそれまで修行で勤めていた某ディーラーを辞めて家業に入ったわけですので、私自身も勤続20年という節目であります。そんな節目だからというわけではありませんが、最近この業界“くるま屋”の未来について考える事が多々ありまして、今日は少しだけ書いてみようと思います。
『近年増え続けるハイブリット車』
「燃費が良く環境にやさしい」。たしかにその通りなのだろうが、“くるま”に楽しさが無くなっていくようで寂しく、あまり好きにはなれない。
『数年前から出てきた未使用車』
要は昔でいう“新古車”なのだが、中には詐欺まがいのえげつない売り方で、ともすれば新車より高く売っている店も見受けられるのであるが、そんなやり方ではこの業界そのものが信用性を失いかねないと思う。
『最近よくみる“1万円コミコミ”』
昨年あたりから「1万円で新車が乗れます!」というチラシや看板を目にする事が増えてきましたが、このリース販売は弊社では6年前から扱っていてその仕組みは十二分に把握しているからこそ思うのですが…。上述した未使用車同様、ユーザーからの信用を無くすような売り方は絶対にやめていただきたいと切に思います。
『上がり続ける軽自動車の価格』
かつては100万とか120万で乗れた軽自動車ですが今ではどうですか?ちょっとしたのになると200万を超えるようになってしまいました。ただでさえ所得の低いこの田舎にいて、このままでは日常の“足”であるくるまを買えなくなってしまいます。
『若者のくるま離れ』
そう言われるようになって随分経つ気もしますが…、原因はいろいろあると思います。
一つだけ言えるのは、今の若者たちにとっては「くるまがすべてではない。」という事なんだろうと勝手に思っています。携帯電話だ、インターネットだ、ゲームだ、外食だ、等々…。時代の流れとはいえ、寂しいもんですね。。
『不足する整備士』
かつては「2級整備士じゃないとディーラーには入れない。」という程人材も多く、また人気もあったこの業界も、今では「資格が無くてもディーラーに入れる。」というくらい人材も人気も無くなってしまいました。これは上述した“若者のくるま離れ”と無縁ではないような気がするのでありますが、超少子・超高齢化の時代に突入した今となってはこの対策・改善は非常に難しいというのが実情ではないでしょうか?
『くるま屋の未来』
皆さんは“くるま”の無い生活、社会を想像出来ますでしょうか?私には想像出来ません。でも、少なくとも私の生きているうちは“くるま”は有り続けるでしょう。
皆さんは10年後、20年後、そして50年後の“くるま”はどうなっているか想像出来ますでしょうか?私には私には想像出来ません。でも、“くるま”が空を飛ぶなんてことはないでしょう。いや、ないと信じます。
皆さんは“くるま屋の未来”を想像出来ますでしょうか?私には想像出来ません。
「想像出来ない」というのは決して投げやりになっているわけではありません。
これから先の“くるま”がどのように進化するかわからないし、“くるま社会”がどのように変化するかわからない。という事は、私たち“くるま屋”がどうするべきなのかが、正直、今の私には見えていないのです。
何事も時代に必要とされ、社会に必要とされるものは残り続けていくのです。
“くるま”が必要とされるうちは無くならないし、“くるま屋”も無くてはならないのだから…。
地道に、愚直に、そして、誠実に・・・。
くるまに必要とされ、地域に必要とされるくるま屋であり続けられるよう頑張ってまいりますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。